２０１１年３月１１日、東日本大地震発生により被災されました皆様に心からの御見舞いを申し上げます。
また、懸命に復旧・復興に取り組んでおられる皆様に心から敬意を表します。

エフエムたいはくは、コンセプトの１つとして防災・減災に役立つラジオ局でありたいとの考えのもと、開局以来３年半やってまいりました。
特に宮城県沖地震の確率が高くなってきている中、今年度は具体的な態勢を作るべく考えていた矢先でした。地震発生直後の停電と予備バッテリーが切れた後は、どうしても電気の復旧を待たなければ電波が出せない状態になってしまいましたが、その間に電気復旧後の放送内容の検討、情報の集め方を話し合いながら3月16日午後から災害特別放送を開始致しました。被災された方々お一人お一人にお役に立ち、お力になれますよう願いながら、一生懸命努力致しました。
３ 月１１日から１ヶ月が経ちました。被害があまりにも激しく広範囲で深刻な日本列島になっていますが、直接被災された皆様は必死に生き抜こうとされており、救援にかけつけた皆様は必死に役割を果たそうと頑張っておられます。支援、救援の輪も、日本中、世界中に広がっています。
今こそ、人間の知恵と底力、そしてやさしさを存分に奮いおこし、この大災害に決して負けずに頑張っていきましょう。かつて戦後の焼け土より復興をとげた実績を日本は持っています。この深い深い悲しみ、苦しみを必ずや乗り越え、新しい社会を作ることが出来るだろうと私は信じています。まだまだ長い道程になります。不明の方もまだまだ多く、復旧・復興の端緒についたばかりです。

エフエムたいはくは、この長い道程を共に歩むべく考えております。放送を通し、そしてどんな形でお役立っていけるか、しっかりと考えながら、出来ることから実践していきたいと思っております。
皆様よりのご提案・ご協力等お寄せくださいますようお願い申し上げます。さらに共に歩んでくださる方、大歓迎いたします。
皆様のご健康、ご健勝を心より願っております。

２０１１年４月　エフエムたいはく株式会社
代表取締役　野田　紀子